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2024-2025
デジタルスタンプラリー > 大佛次郎「幻燈」の横浜を巡る(前編)
大佛次郎(おさらぎじろう)は、1931(昭和6)年頃から約10年間、ホテルニューグランドの318号室を仕事場として、横浜を舞台にした数々の名作を執筆しました。
そのひとつが、1873(明治6)年の横浜を舞台にした小説『幻燈(げんとう)』です。
明治維新により日本が近代化へと舵を切ったこの頃、武士の身分を奪われ士族となり、苦しい暮らしを強いられた者が多くいました。主人公の助太郎(すけたろう)は士族である父の元で暮らし、新しい時代の波に取り残されまいと焦り、もがきます。
人と町が放つ新時代を生き抜くエネルギーや、希望と不安が入り混じるこの時代のリアルな空気感に触れられるのも作品の魅力と言えるでしょう。
小説には実在するスポットが多く登場し、読んでいるとフィクションとノンフィクション、明治と令和が交差する不思議な感覚に包まれます。
このデジタルスタンプラリーは前編・後編に分かれています。隠しスタンプをゲットしながら、作品にゆかりのある場所を実際に巡り、助太郎が見たあの日の横浜へ、小さな旅を楽しみましょう。
作家 大佛次郎 (おさらぎじろう)(1897~1973)
大佛次郎(本名・野尻清彦/のじりきよひこ)は、1897(明治30)年10月9日、現在の横浜市中区英町(はなぶさちょう)に生まれる。外交官を目指すが演劇活動に熱中し、劇作家を志し、演劇を通じて知り合った女優の吾妻光(あづまてる)、本名・原田登里(はらだとり)と東京帝国大学在学中に結婚。大学卒業後は鎌倉へ転居し、教員や外務省嘱託として勤務する傍ら文筆活動を始める。1924(大正13)年、生活のために〈大佛次郎〉の筆名で書いた鞍馬天狗シリーズが人気となり専業作家へ。以来約50年にわたり、時代小説、現代小説、ノンフィクション、童話、戯曲と、幅広いジャンルの執筆活動を続ける。
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